2020-11-29 図書室で暮らしたい 辻村深月 エッセイ 講談社 辻村深月さんのエッセイを読むのは初だったのだがとても楽しく読んだ エッセイを読んでほっこりした気持ちになるのも そういうお人柄なのだろうと想像がついて嬉しい気持ちになる 遠い存在のように感じる作家さんがアニメが好きとか母としてのお話とか 学生時代のお話とか 当たり前なのだが実在しているんだとしみじみ思ってしまう 私も図書室で暮らしたい 辻村さんのように本への愛情を持って私も読んでいきたいと思いました 図書室で暮らしたい/辻村深月 講談社
2020-11-28 嘘を愛する女 岡部えつ 小説 徳間文庫 小説が映画化される時 見るとしたら小説から先に読んでおきたい派です 実話を元にしているということが衝撃 5年間同棲していた彼氏は名前も職場も全てが嘘だった なぜ嘘をついていたのか 何を考えていたのか 少しずつ解っていく事実にドキドキした 一緒にいない時に相手のことを考えている時間が愛なのかもしれないと思いました 嘘を愛する女/岡部えつ 徳間文庫
2020-11-23 崩れる脳を抱きしめて 知念実希人 小説 実業之日本社 タイトルに惹かれて購入 明日いきなり死んでしまうことだって絶対にないとは言えないし 1日1日の大切さを本当はもっと感じながら生活しても良いくらい 変わらず生活できることは素敵なこと 脳に爆弾を抱えている女の人に 「あなたの爆弾を、僕に抱きしめさせてください」という告白まさにタイトルそのままにとても良い 可愛いーとか優しいーとか素敵ーとかじゃなくて もうこの人でなくてはダメだって思える恋愛ってかっこいいなと思いました 崩れる脳を抱きしめて/知念実希人 実業之日本社
2020-10-27 匿名者のためのスピカ 島本理生 小説 祥伝社 元恋人に監禁されたことがある女子大生が誠実な恋人がいるのに その元恋人の車に自ら乗り込み逃走してしまう 幸せになりたいのに人を傷づけてしまうことも 世の中の正しいことが自分の中の正解ではないことも なんとなくわかる それにしてもとても綺麗なタイトルだ 私もスピッツが大好きです 匿名者のためのスピカ/島本理生 祥伝社
2020-10-22 羊と鋼の森 宮下奈都 小説 文藝春秋 何度も読みたくなる本 羊と鋼の森 大人になると仕事するのが当たり前で忘れかけていた仕事始めたてのワクワク感やうまくいかない不安やもっともっと頑張りたい気持ちとか ぶわーーっと思い出されて私ももうひとつ頑張っていこうという気持ちになった ひとりの青年が調律師として成長していくお話 好きなことを仕事にするのって素敵だなと改めて思いました これからも初心を忘れずに 羊と鋼の森/宮下奈都 文藝春秋
2020-10-03 やめるときもすこやかなるときも 窪美澄 集英社 小説 「やめるときもすこやかなるときも」と聞くと結婚式の誓いの言葉を思い出すが この誓いってすごいことだなと思う 自分が生きていて、好きな人も生きていて それは当たり前ではなく、気持ちを伝えることができたり相手のことを想えることは 本当に素敵なことだと思った やめるときもすこやかなるときもと誓えることはもう奇跡のようなものなのかもしれないです あとこれを読むと とにかくオーダーメイドの家具が欲しくなります やめるときもすこやかなるときも/窪美澄 集英社
2020-09-27 鳥肌が 穂村弘 エッセイ PHP研究所 表紙も鳥肌が立ってる、、、! 穂村弘さんのエッセイは脳がピッカーンと目覚めてワクワクが止まらなくなります 活性化されているような気がします タイトル通り鳥肌がザワッとするような怖さを書いたをエッセイ ちょっと笑える怖さからゾワゾワする怖さもあります 想像力と妄想力で世界は変わって見えるし 自分と違う考えは世界が広がって見える 楽しく読める一冊です 鳥肌が/穂村弘 PHP研究所