2020-01-01から1年間の記事一覧

死ぬまでに行きたい海

岸本佐知子さんのエッセイは全て読んできたくらい本当に大好きで 今年も新刊が出たことが本当に嬉しい ノスタルジーなのにユーモアがあって面白い この世に生きたすべての人の、言語化も記録もされていない、本人すら忘れてしまっているような些細な記憶。そ…

アリバイ崩し承ります

とてもキャッチーで読みやすい小説だった アリバイが時計や時間が元になるのなら時計やがアリバイ問題も扱えるのではないのか ということで時計修理屋の女の子が事件のアリバイを解いていく 1話1話の完結のお話で殺人事件などもあるが怖い感じで書かれてお…

日日是好日

日日是好日 とても良い言葉 毎日が良い日 お茶を通して日々生きることの喜びや四季の美しさを感じさせてくれる 雨の日も寒い日も1日として同じ日はなく 1日1日を大切に二度とこないその瞬間を味わいながら私も生きていきたいと思いました 日々学ぶことばかり…

疑薬

10年前インフルエンザにかかったのち失明をしてしまう母 薬の影響なのか医療ミスなのか真相を追っていく 良い人にも悪い部分があるかもしれないし 悪い人にも良い部分があるかもしれないし 薬は毒にもなるかもしれないし良くなるかもしれない とそんなことを…

図書室で暮らしたい

辻村深月さんのエッセイを読むのは初だったのだがとても楽しく読んだ エッセイを読んでほっこりした気持ちになるのも そういうお人柄なのだろうと想像がついて嬉しい気持ちになる 遠い存在のように感じる作家さんがアニメが好きとか母としてのお話とか 学生…

嘘を愛する女

小説が映画化される時 見るとしたら小説から先に読んでおきたい派です 実話を元にしているということが衝撃 5年間同棲していた彼氏は名前も職場も全てが嘘だった なぜ嘘をついていたのか 何を考えていたのか 少しずつ解っていく事実にドキドキした 一緒にい…

崩れる脳を抱きしめて

タイトルに惹かれて購入 明日いきなり死んでしまうことだって絶対にないとは言えないし 1日1日の大切さを本当はもっと感じながら生活しても良いくらい 変わらず生活できることは素敵なこと 脳に爆弾を抱えている女の人に 「あなたの爆弾を、僕に抱きしめさ…

匿名者のためのスピカ

元恋人に監禁されたことがある女子大生が誠実な恋人がいるのに その元恋人の車に自ら乗り込み逃走してしまう 幸せになりたいのに人を傷づけてしまうことも 世の中の正しいことが自分の中の正解ではないことも なんとなくわかる それにしてもとても綺麗なタイ…

羊と鋼の森

何度も読みたくなる本 羊と鋼の森 大人になると仕事するのが当たり前で忘れかけていた仕事始めたてのワクワク感やうまくいかない不安やもっともっと頑張りたい気持ちとか ぶわーーっと思い出されて私ももうひとつ頑張っていこうという気持ちになった ひとり…

やめるときもすこやかなるときも

「やめるときもすこやかなるときも」と聞くと結婚式の誓いの言葉を思い出すが この誓いってすごいことだなと思う 自分が生きていて、好きな人も生きていて それは当たり前ではなく、気持ちを伝えることができたり相手のことを想えることは 本当に素敵なこと…

鳥肌が

表紙も鳥肌が立ってる、、、! 穂村弘さんのエッセイは脳がピッカーンと目覚めてワクワクが止まらなくなります 活性化されているような気がします タイトル通り鳥肌がザワッとするような怖さを書いたをエッセイ ちょっと笑える怖さからゾワゾワする怖さもあ…

物語のおわり

小説の感想を見ているとまたに自分と真逆のことを思っている人もいてとても面白い その人の経験や受け取り方によって変化する小説ってとても最高だ この小説も結末のないお話をいろんな人が読み、いろんな解釈を出していく そんな解釈もあるのかと感激したり…

砂上

小説を書くという仕事は 身も心も削られるような大変な作業だと思うと 感謝を込めて1冊1冊をよんでいきたい気持ちになる 作家を目指す主人公が小説を何度も改稿しながら自分の人生を見つめていく 成長過程はヒリヒリするが越えたら先が見えるのかもしれない…

読書嫌いのための図書室案内

なんで本を読むの好きなんだろうとか なんで本を読んでいる人に魅力を感じるんだろうとか なんで同じ本でも読み手によって違うものに見えるのだろうかとか 本についての魅力が詰まった小説でした あんまり本を読まない方にもおすすめしたい本でした 読書嫌い…

青くて痛くて脆い

自分にとっての正しいが誰かにとっての正しいではないことを いつも心に留めておきたいと思う 本当のことに気づくのは大切なものを失った後だったりで 後悔のないように生きていていけたらいいなと思いました 青くて痛くて脆い/住野よる KADOKAWA

1ミリの後悔もない、はずがない

今もそんなに不幸せなわけではないんだけど なんとなくある恋愛の後悔がヒリヒリ痛む感じで 最後まで読むと 昔好きだった人が幸せに暮らしてくれてたらいいなと思ってしまう 素敵な一冊でした 1ミリの後悔もない、はずがない/一木けい 新潮社

おめかしの引力

おしゃれをおめかしというのが尊い 最近はスニーカーばかり履いているがたまにはヒールの靴を履きたいな とか どこにきていけばいいのか分からなくなるくらいおしゃれなワンピース買いたいな とか 部屋でダラダラばっかりしてる場合ではないと少し背筋の伸び…