中村文則

何もかも憂鬱な夜に

もしかしたら数ある本の中で一番好きかもしれない 何度も再読している本 特に死にたいと思ったことがある訳じゃないけど 生きていると大変なことがあって嫌になったり挫けそうになったことはたくさんある もっと上手くできたらよかったのに変な感じになって…

掏摸

中村文則さんの小説再読ブーム 改めて読むと前回読んだ時と違う感想になったり気づかなかった部分に気づいたり 本は奥が深いなーと思う 小さい頃から掏摸を繰り返していて今はそれを生業にしている主人公 掏摸の描写が凄い 自分が取ったかのように財布の重み…

とてもダークなお話なのだが 誰かに乗っ取られてしまったり何かに依存してしまう感覚は理解もできて 人は皆危うさを持っているものなのかもしれないと思った 普段明るく過ごしているように見える人だって その人にしかわらかない何かを抱えてるかもしれない …