掏摸

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中村文則さんの小説再読ブーム

改めて読むと前回読んだ時と違う感想になったり気づかなかった部分に気づいたり

本は奥が深いなーと思う

 

小さい頃から掏摸を繰り返していて今はそれを生業にしている主人公

掏摸の描写が凄い

自分が取ったかのように財布の重みすら感じる

息を飲むような描写にドキドキする

 

運命を抗うことはできるのだろうか

運命の中でもがくことは意味があるのだろうか

 

理不尽な世界の中で自分はどう生きていくのか

私も自分に問いながら生きていきたい

 

 

 

掏摸/中村文則

河出書房新社