KADOKAWA

いつかの人質

久しぶりにドキドキする小説を読んだのでとても楽しめた 幼い時に誘拐された女の子が学生になって再び誘拐される なぜそうなってしまったのか 冒頭からとても引き込まれた 優しい人が言ってくれる言葉と自分が欲しい言葉が一致していることって難しくて そこ…

水やりはいつも深夜だけど

6つの短編小説 幸せそうに見える家族も きっと知らないところでたくさんの葛藤や苦しみがある お互いの自由や気持ちは押し付けるのではなく尊重できたらいいなとか 自分は頑張っているんだって思いすぎると他の人の傷に鈍感になってしまうなとか いつかこの…

砂上

小説を書くという仕事は 身も心も削られるような大変な作業だと思うと 感謝を込めて1冊1冊をよんでいきたい気持ちになる 作家を目指す主人公が小説を何度も改稿しながら自分の人生を見つめていく 成長過程はヒリヒリするが越えたら先が見えるのかもしれない…

青くて痛くて脆い

自分にとっての正しいが誰かにとっての正しいではないことを いつも心に留めておきたいと思う 本当のことに気づくのは大切なものを失った後だったりで 後悔のないように生きていていけたらいいなと思いました 青くて痛くて脆い/住野よる KADOKAWA