2021-02-11 なんでわざわざ中年体育 角田光代 文藝春秋 エッセイ 全般的に運動が苦手なので大人になってから運動をすることはなくなってしまった 以前テレビで角田光代さんが運動は嫌いだけどジムに通っているという話を見ていたので このエッセイにもとても興味が湧いた 思ったよりも本格的なマラソンや山登り 本当にすごい 心得8箇条を今後の自分のためにメモしておこう ①中年だと自覚する ②高い志を持たない ③ごうつくばらない ④やめたくなったらやめる前に高価な道具をそろえる ⑤イベント性をもたせる ⑥褒美を与える ⑦他人と競わない ⑧活動的な(年少の)友人を作る なんでわざわざ中年体育/角田光代 文藝春秋
2021-01-21 ショートショートマルシェ 田丸雅智 小説 光文社 ショートショートの作品はスラスラ読めるしちょっとの隙間に1話読めて とても重宝している 食にまつわる18編のお話が入っている マルシェのように笑えたり、ほっこりしたり、ちょっと怖かったり いろんな種類の面白いが詰まっていてとても楽しい 駄洒落とか言葉遊びとか言葉って面白いってなる 本をあまり読まないよという方にもおすすめしたい一冊だと思いました ショートショートマルシェ/田丸雅智 光文社
2021-01-20 ゆるい生活 群ようこ エッセイ 朝日新聞出版 どんどん体は衰えてくるしどこかしら不調が出てくるものなのかもしれない 著者が漢方と出会い体質改善をしていく様子が綴られている 「若い頃は自分にいろいろなものを加えていくけど、中高年になるとそれまで自分の身についたものを、やめる、減らす、変えることが必要になる」 健康面もそうなんだけど、生きていく中でも足し算だけではなく引き算ができるような 大人になっていきたいなと思いました ゆるい生活/群ようこ 朝日新聞出版
2020-12-30 死ぬまでに行きたい海 岸本佐知子 エッセイ スイッチパブリッシング 岸本佐知子さんのエッセイは全て読んできたくらい本当に大好きで 今年も新刊が出たことが本当に嬉しい ノスタルジーなのにユーモアがあって面白い この世に生きたすべての人の、言語化も記録もされていない、本人すら忘れてしまっているような些細な記憶。そういうものが、その人の退場とともに失われてしまうということが、私には苦しくて仕方がない。どこかの誰かがさっき食べたフライドポテトが美味しかったことも、道端で見た花をきれいだと思ったことも、ぜんぶ宇宙のどこかに保存されていてほしい。 これが全てで本当に素敵な文章だ 死ぬまでに行きたい海/岸本佐知子 スイッチパブリッシング
2020-12-23 アリバイ崩し承ります 大山誠一郎 小説 実業之日本社 とてもキャッチーで読みやすい小説だった アリバイが時計や時間が元になるのなら時計やがアリバイ問題も扱えるのではないのか ということで時計修理屋の女の子が事件のアリバイを解いていく 1話1話の完結のお話で殺人事件などもあるが怖い感じで書かれておらず とてもわかりやすくすっと読める 本読むの苦手という方におすすめできそうな小説でした アリバイ崩し承ります/大山誠一郎 実業之日本社
2020-12-20 日日是好日 森下典子 エッセイ 新潮社 日日是好日 とても良い言葉 毎日が良い日 お茶を通して日々生きることの喜びや四季の美しさを感じさせてくれる 雨の日も寒い日も1日として同じ日はなく 1日1日を大切に二度とこないその瞬間を味わいながら私も生きていきたいと思いました 日々学ぶことばかり私も何かを学びたいと強く思った 日日是好日/森下典子 新潮社
2020-12-07 疑薬 鏑木蓮 小説 講談社 10年前インフルエンザにかかったのち失明をしてしまう母 薬の影響なのか医療ミスなのか真相を追っていく 良い人にも悪い部分があるかもしれないし 悪い人にも良い部分があるかもしれないし 薬は毒にもなるかもしれないし良くなるかもしれない とそんなことを思いながら読みました 疑薬/鏑木蓮 講談社